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生きてるだけで、まるもうけ〜仕事中に缶ビールを飲む〜

執筆日: 2005/4/4

日比谷公園で昼休みを過ごし始めて、早2週間が経ったある日のこと です。

僕は昼休み後どうにも会社に帰れない気がしました。

会社を辞めてからのこと、会社では超負け犬扱いされていること、 そんなことで胸がいっぱいになったのかなぁ。


とにかくそのままでは、間違いなく会社に戻るのは不可能でした。 でも突然逃げるとかいうのは、絶対にやりたくなかった。そして、 その時僕がとった行動とは・・・。


「缶ビールを飲む。」

■缶ビール
缶ビール

いやこれ本当の話です。

正直に告白します。春先の日比谷公園で、アサヒビール500ml 缶を2本一気に飲み干しました。(F課長ごめんなさい)ちなみにつまみはなし。酔っ払えれば良かった。


とにかく自分を責める自分の気持ちをどこかへ放り出したかった。 そんな気持ちから、業務時間中にもかかわらず酒を飲むという暴挙 に出てしまったのだと思います。


僕は高校、大学と同じ運動部に7年間所属しました。入部者の半分 以上が1年以内で退部する、厳しいクラブでした。 そのようなクラブで7年もの時を過ごし、最後の1年間はキャプテン を務めたわけですから、何か一つのことをやり続けることの大切さを、 徹底的に叩きこまれた気がします。

その様な価値感を持つ僕にとって、自分で一度決めたこととはいえ 会社をたった2年でやめることは、簡単に受け入れることが出来な いものだったのかも知れません。

独立してやりたいという自分と、「そんなことをして良いのか?」 「自分は会社を辞めてやっていける人間なのか?」こんな自問を繰 り返す自分が、絶えず自分の中で戦っていました。


でも良い感じでアルコールが回って、一人春の日比谷公園で過 ごしていると、何だか背負っていた重い荷物をおろした時のような 感覚が、僕をつつんでいたのでした。

少々酔っ払いながら、日比谷公園で一人時をすごしていると、なん だか凄くちっぽけなことに自分がなやんでいたような気がしてきま した。


周りを見渡すと、あほな顔して僕がこぼしたお弁当のおかずを食べ ている鳩、鳩にえさをあげているおっちゃん、路上生活者のおっち ゃん、そんな光景が僕の視界に飛び込んできます。

そんなときを過ごしていると、「あ、どんな時も生きているだけで 幸せだなぁ。」心のそこからそう思いました。


「生きてるだけで、まるもうけ。」

これは明石さんまさんの言葉らしいですが、その時ほど、それを実感した経験はありません。

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